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    メールマガジン 「語りあおうか、手話について」
                           (「語ろうか、手話について」増刊)
Extra No. 12                                        2001年 8月 1日発行
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  皆さん、こんにちは。

  前回かなり弱気な予告をしたのですが、それがズバリ当たってしまいまし
た。全通研学校は予想以上に面白く、私にとって、久しぶりに研究者としての
脳を刺激され、まったく内職する暇なぞありませんでした。
  というわけで、今回はレギュラーの内容をお送りすることできません。予定
では5回区切りの「どんぐりの家」の話のはずですが、来週お送りしたいと思
います。その代わり、今週は臨時増刊として、少し、つらつらと思うことを書
いてお茶を濁そうかというわけです。どうぞ、ご了承下さい。

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  まず、大阪の全通研学校はとても面白かったです。内容は予想通りだったの
ですが、その後、講師の方に色々聞く機会があり、特に当初から血祭りに上げ
ようとしていた小嶋先生がとても誠実に話を聞いてくれて、さらに今後の研究
について色々と面白そうなネタを持っていることを聞き、認識を改めました。
私のような若造がどーのこーの言うのは、やっぱりおこがましいことだと。参
加者には、私が難しい質問をして小嶋先生をわざと困らせているような印象を
与えてしまったようですが、皆さんの知らない部分で私は十分満足のいく情報
交換ができました。この話、また、追々どこかに出せればと思います。

  松本ファンとしては、松本先生の話は、まったく期待を裏切らないものであ
りましたが、その後、全然個人的にお話しできず、ちょっとがっくりです。や
はり忙しい人は、それなりの段取りが必要だなあと痛感した次第です。

  最近忙しいので、このメルマガは日曜日に登録してしまいます。書いている
段階で、まだ明日の市川先生の講演はわかっていないのですが、たぶん、これ
も期待を裏切らない出来であろう、と期待しています。この話もまた後日。

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  さて、最近ちょっとへこむメールをもらったのですが、「語ろうか」では以
下の掲示板があります。もし、私が握りつぶしそうな不利なネタだと思ったら
どうぞ、ご遠慮なく、以下の掲示板に書き込んでください。私は忙しくて返事
はできないし、失礼なことを色々していると思いますが、その重要度がわかっ
ていないかもしれません。掲示板で公開処刑される方が身分相応という気もす
るのです。積極的な書き込みを期待しています。

  http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html

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  「語ろうか」への苦情、文句、意見、たれ込み情報は

      tokudama@rr.iij4u.or.jp

までE-Mailにて送って下さい。基本的には氏名(匿名も可)、居住都道府県付き
での情報を期待していますが、今までの経過を見ていますと、あまり守られて
いないので、そのあたりはどうでもいいです。
  でも、Subject(題名)には、「語ろうか」とか「kataro」といった文字を入
れて下さい。沢山届くmailに埋もれて、捨ててしまうかもしれませんので、こ
れだけは守って下さい。過去に「語ろうか」への文句なのか、ある研究会での
私の振る舞いに対する意見なのかがわからずに悩んだことがありますので、
Subjectにだけは「語ろうか」と入れて下さい。よろしくお願いします。

  寄せられた意見は事前の断り無しに増刊号などで公表する場合があります。
公表されたくない場合は、わかりやすい位置にその旨書いておいて下さい。今
のところ、公表する場合には匿名にしていますが、「どうしても実名で」とい
う場合にも一筆お願いします。

  それから返事はあまり期待しないで下さい。結構、返事を書くのは時間がか
かったりします。今のところ、7割ぐらいの人に返信していますが、これでも
自分では結構頑張って書いたと思うぐらいです。今後はさらに返信率は落ちる
と思うので、ご了承下さい。寄せられたご意見、苦情、文句については、でき
るだけ本編に反映させるようにしますので、本編にご期待下さい。

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  そういえば、ヘッダの募集はくぅさんのおかげで、しばらくは楽しいヘッダ
をお送りすること出来ました。改めて感謝します。また、他にも投稿は募集し
ています。このメルマガは特に収入もないので、満足のいく謝礼もできません
が、それなりに珍しい資料を特別にお送りすることで、感謝の気持ちにしたい
と考えています。そんな仕組みなんで、皆さんも積極的にご参加下さい。

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  話はかなり吹っ飛びますが、職場の手話サークルでの話です。会員に口話で
育ってきて、いつもは口話と手話で話して入れる人がいるんです。私は口話教
育の影響でそうなってしまい、手話も日本語的だなと思っていたんです。とこ
ろが、ある新入会員がサークルに入りまして、その日の飲み会の時。口話の人
と新入会員が、もうすごいスピードで手話を話しているんですよ。私は半分も
読みとれませんでした。すごくショックでした。まず私の読みとりの腕が隠し
ようもないほど落ちているということ。口話の人が本当の手話をばっりちでき
るのに普段は私にあわせてくれていた、それに私がまったく気がつかなかった
こと。その人をある意味侮辱していたわけだし、軽く見ていたことに気がつき
読みとれない手話を話す2人の横で、私はとても深く反省しました。だからと
言ってすぐに手話がうまくならないことはわかっていています。こんな中途半
端な私にできることは何だろう。そんなことが、ここ3ヶ月ぐらい頭の片隅に
ひっかかっていました。

  今回の全通研学校で、やはり自然言語処理からの手話の話をまとめておく必
要を感じました。夏休み中にお送りする計画を検討しています。すぐに改訂す
るかもしれませんが、これが今の私にできる手話への最大の貢献であると感じ
ています。逆に言えば、これを吐き出せば、私は思い残すことなく手話の研究
から手を引けます。後任がどこからから出てくることを期待するばかりです。
そんなことを言って自分でやるかもしれませんが、生活費を稼ぐためには本業
はおろそかにできないし、自分の活動基盤はサークルではないのかと自問した
り、でもサークルは捨てられないし(これがおごりかもしれませんが)、いつま
でも独身で住居も定まらない状態でいいのかとか、体調も精神も良くないのに
雑用を引き受けすぎなんじゃないかとか、色々迷うところが大きく、皆さんに
の期待に応えられないことが出てくるかもしれません。でも、気長におつきあ
い下されば嬉しいです。

  改訂といえば、No.53のERの話は誤字脱字だらけでした。掲示板で修正情報
を載せていますが、これは早期に再配信をするかもしれません。

  それでは、また来週。たぶん、いつもの「語ろうか」に戻れると思います。
どうぞよろしくお願いします。

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