.o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o. メールマガジン 「語りあおうか、手話について」 (「語ろうか、手話について」増刊) Extra No. 28 2003年 7月 9日発行 .o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o. 皆さん、こんにちは。今週は、ちょっとした連休をもらえる予定だったので すが、「やっぱりダメ」と言われて、しょぼくれている徳田です。 そろそろ梅雨明けかと思うのですが、まだ曇り空が続く今日この頃、いかが お過ごしでしょうか。暑くなると節電で仕事場の空調が止まるぞ、と脅されて いるので、気温が低いのは良いのですが、中途半端な雨は何とかして欲しいで す。降るなら降る、降らないなら晴れる! はっきりせいって思います。 さて、今週は増刊として、研修センターや代議員会関係のお便りに対する返 事です。ネタも、取り上げ方もえげつなかったので、沢山反響があるかなぁ、 と思ったのですが、意外と少なかったです。皆さん、結構、冷静ですね。 ---------------------------------------------------------------------- 最初はNo.90「2003年度全通研代議員会雑感」についてのお便り ------------------------------------------------------------------ 5月7日配信の「語ろうか」読みまして、代議員会に参加した者として、一 言言いたくてメールします。 私もxxxx県(注:編集で伏せ字にしました)の代議員として今年初めて参加 しました。 (中略) 今年の議長は熊本と愛知からの事務局長さんでした。 まん前で3日間見ていますに、熊本の方は(女性でした)議員から出された 意見書に常にチェックを入れながら、発言の終わった時にはうまく話をま とめていらっしゃいました。 一方男性は愛知の方でしたが、人の発言をメモする姿はまったくみられず 聞いてないが故の進行ミスも多々ありました。 徳田さんが、うまい、といった進行は熊本の方のことだと思います。とて も美しい方で、惚れ惚れしながら見ておりました。あんなにさりげなくう まく人の発言をまとめられる人はそう、いないと思います。 ------------------------------------------------------------------ 確かに熊本の女性はうまかったですね。私はちょっと離れていたので、ほれ ぼれするほど綺麗な人だとは気がつきませんでした。残念。 議長は毎年1人ずつ交代するので、あの人は昨年もやったんですね。それで 去年の代議員は進行の方法がまずくて、だいぶ荒れました。主に進行を務めた のは熊本でない方の人だったんですけど。でも、熊本の人は去年のことを反省 して色々工夫しているなぁ、とは思いました。結果は、ご存じの通りかなりス ムーズな進行となりました。 それで、その熊本の人の手法は、発言をメモしながら、質問表をチェックし てと、いわば正攻法であったのに対して、愛知の男性は淡々とこなしているだ けって感じでした。それは指摘の通りなんですが、私はある意味感心したんで す。あー、こういうやり方もあるのかと。例えば、質問が3つ出たのに、2つし か答えずに切り上げてしまったとき、「残りの質問に対する回答はどうしたん だ!」と突き上げられてアタフタしそうなところを、シラッと「あと1つ残って ました」と言って、話を戻す、しかも表情ひとつ変えずに。ああいう司会は見 たことがなかったので、なるほどなぁ、と思ったのです。あれだけの大舞台で 表情を変えずにいられるだけで、すごいなぁ。と思います。確かに周りのフォ ローがあったからこそ、うまくいく方法ではありますが。 今回の代議員の議長は、お二方ともかなりうまかったと思いますよ。 そういえば、本部から代議員会の記録が送られてきました。だいぶ書き方が 改良されていましたが、議論の経過はかなりばっさり削られていたように感じ ます。漏れがあるわけではありませんけど、切迫感のあった質問と、私が何と なくした質問が同じ程度に読めてしまうのはもうちょっと改良の余地あるかな と思いました。 ---------------------------------------------------------------------- 次はNo.92の「国リハと情文センターと研修センターと」について ------------------------------------------------------------------ 私のいる手話サークルに通っている人は国リハ出身です。今通訳者として 地元の聾者に信頼される人としております。 教員免許をもち、ろう学校への採用を目指して(現在は講師として在籍)日々 努力する姿には頭が下がります。失敗なのは、国リハのレッテルをはって 自分達の中に受け入れようとしない地元の通訳者やサークルや聾者がもし かしたらいるのでは? ------------------------------------------------------------------ 後段の「レッテルをはって...」の部分は、確かにそういうところはあると 思います。国リハが失敗したという評価は、私も含めて、全通研や全日ろう連 側からの意見ですし、厚生労働省的には大成功と言っているかもしれませんか ら。 それから、私も2人ほど、国リハ出身で大活躍している人を知っているので 輩出した人材は優秀だとは思うのですよ。 ただ、そういう個人の評価と組織の評価は別です。そこは注意しないとなり ません。野球に例えるなら、いくら素晴らしいピッチャーやバッターがそろっ ていても、勝てなければチームとしてはダメですよね。 国リハに求められていたのは、入学した人を全員それなりの手話通訳者にし て全国に送り出すことが求められていたはずです。10年たって「国リハの人っ てあんまり見ないよねぇ」という状態では、いくら教育分野の評価は難しいと 言っても、失敗であると評価できると思います。 噂に聞いた話ですと、生徒を増やすとか、講師を増やすとのことですので、 改善されるといいんですけど。 次も国リハの話です。 ------------------------------------------------------------------ 国リハがあのようになってしまったのは、教官の人選がずれていたのでは ないのでしょうか。 やはり全ろ連関連から入るべきでしたね。 でも、もしかしてそのほうがややこしくなったのかも??? 研修センターはそのへんはぬかりないと思いますが... ------------------------------------------------------------------ もし、全日ろう連や全通研から先生を送り込んでいたらどうなるかは、予想 するしかないわけですがまぁ、五十歩百歩か、指摘通り、ややこしくなっただ けなんじゃないかと思います。 手話研究所所報という、全日ろう連の手話研究所が出している論文誌があり ます。それを見ている限り、全日ろう連や全通研が手話通訳を養成する力は、 今の国リハと比べて、それほど高いとは思えません。フルタイムでやってもら えば違うのかもしれませんが。養成の点では手話技能検定協会が一番ノウハウ を持っている(人が集まっている)ように思います。 研修センターも微妙ですね。もっとも、あそこは通年での養成事業はないの で、結果として目に見えるものは出てきませんけど。評価しようがないので、 失敗もなければ成功もないと言うところでしょうか。 ところで、今月の日聴紙には研修センターの募金の記事と、全日ろう連の評 議員会の報告が出ていました。募金の件で保留が結構多かったのが印象的。全 通研より感覚は正常かもしれないなぁ、と思いました。あと、会計上、かなり 定期預金があるようなんで、これで持ちこたえられるんだろうなぁ、と思った りしました。 ---------------------------------------------------------------------- さて、いつの間にか「語ろうか」は3周年を過ぎていました。いまだ100号に は達成していないものの、なんとか3年間も続いているのは、ひとえに手話の 奥深さと言うところでしょうか。 ということで、特別企画。たまには他のメルマガも読んでみよう! というこ とでお勧めメルマガを10誌、ご紹介します。なお、勝手に紹介しているだけな ので、解説も私が勝手に付けてます。 ○ボストン読本 http://www.mag2.com/m/0000027177.htm アメリカについて、日常生活のふとしたことを歴史的背景から説明してくれ ます。取り上げるのが、日本でも報道されるようなニュースではなくて、現 地で暮らしていなければ思いつかないようなふとしたことというがいいんで すよ。 ○校長先生の独り言 http://www.mag2.com/m/0000096739.htm なんだかんだで批判されがちな学校ですが、このメルマガを書いている人は 現実路線で、正当派。こういう人が校長ならいいよねぇ、と思いながら読ん でます。 ○黒い芸能界 http://www.mag2.com/m/0000019069.htm 内容は、読者投稿で根も葉もない噂ばかりで、とてもくだらないんですよ。 だから、これが本当か、それとも嘘かを考えながら読んでます。すぐにわか りますけどね。人の噂ってこうやってできるんだなぁ、ってわかります。 ○宴会コンパニオンの秘密 http://www.mag2.com/m/0000025662.htm 良質な人情話を読みたい方は是非! タイトルで勘違いしゃちゃいけません。 ただ、発行の間隔が「語ろうか」より長いのですけど。 ○テーマパークが私の学校 http://www.mag2.com/m/0000062571.htm これも人情話。たぶん、日本でもっとも優秀な人材育成機関、TDLを中心に したお話です。 ○ワールド・ニューズ・メール http://www.mag2.com/m/0000014612.htm 無料でこんなに高品質なニュース記事が読めていいのかしらん、と思うほど 充実してます。基本はダイジェストですが、そうでない部分はそこらの新聞 よりはるかに高レベルです。しかも、あまり日本で話題になっていないけど 世界的には重要なニュースを取り上げているのが嬉しいですね。 ○暗中模索 http://www.mag2.com/m/0000106399.htm 視覚障害について、当事者によるコラムです。手話を勉強するようになって ようやく聴覚障害についてはわかりかけてきましたが、視覚障害は全然、と いう私にとって、このメルマガが教えてくれることは、いつも、なるほど、 へぇ、と思うことばかりです。 ○地方公務員拾遺物語 http://www.mag2.com/m/0000098486.htm 公務員の赤裸々な実態を暴露する、というと大げさですね。公務員という職 業理念と実態のズレからくる、ちょっとした面白い話が多いです。面白いだ けでなくて、考えさせるところがいいですね。 ○MANGA WALKER http://www.mag2.com/m/0000056343.htm マンガ発売情報、のはずなんですが、実はコラムが面白いんです。で、実は お勧めメルマガ企画のパクり元です。 ○きょうは、これに、ちゅうもくぅ〜! http://www.mag2.com/m/0000112583.htm あまり世間では話題にはなっていないことを1日1テーマ取り上げています。 テーマそのものより、そうくるか! という変化球なコメントにも注目。 「語ろうか」はボチボチやっていきますので、次回は暑さでぐったりとなっ た頃に配信予定です。それまで待ちきれない方は、これらの優秀なメルマガを 読んでお待ちください。 ほんではでは。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して 発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000038270) ---------------------------------------------------------------------- ■登録/解除の方法 メールマガジン「語ろうか、手話について」は、以下のURLよりいつでも 登録/解除可能です。 http://www.mag2.com/m/0000038270.htm http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ ■バックナンバーの参照 http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000038270 ■掲示板 http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html 補助的な情報を掲載しています。編集者への連絡はMailをお使い下さい。 ■苦情、文句、提案、意見など Subjectに[kataro]を入れて、以下のアドレスまでMailをお送り下さい。 個別には返事ができないかもしれませんので、ご了承下さい。 tokudama@rr.iij4u.or.jp ====================================================================== ○メールマガジン「語ろうか、手話について」(月1回以上 発行) 発行: 手話サークル活性化推進対策資料室 編集: 徳田昌晃 協力: 五里、おじゃまる子、くぅ(ヘッダ作成) 発行システム: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』http://www.mag2.com/ マガジンID: 0000038270 ■意見、文句、提案、投稿は、居住都道府県名と氏名(匿名可)を添えて tokudama@rr.iij4u.or.jpまで送って下さい。 ■メールマガジン「語ろうか、手話について」は、著作権は徳田昌晃に所属し ますが、基本的には転載・複写自由です。有効にご活用下さい。 ======================================================================