.o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o. メールマガジン 「語りあおうか、手話について」 (「語ろうか、手話について」増刊) Extra No.37 2005年12月17日発行 .o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o..o0○○0o. こんにちは、また急に出張が決まった、と思ったら取り消されて、再度決定 した徳田です。ということで、気ぜわしい中で、この原稿を書いております。 ---------------------------------------------------------------------- とても気になるメールが届いたので、緊急の呼びかけです。 以下のメールはチェーンメールの恐れがあります。 まずは落ち着きましょう。 事実関係が明らかになるまで行動は差し控えるべきです。 ---------------------------------------------------------------------- 私の元に、あるメーリングリストを通じて、夜回り先生で有名な水谷修先生 に関するメールが届きました。 確定的な証拠はつかんでいませんが、この中にはかなり嘘が含まれている可 能性が高いです。私は、このメールの後半は誰かが勝手に作り話を追加してい るように思います。 ということで、NHKに対して的はずれな抗議をすることになるかもしれませ ん。まず、落ち着いて情報収集をしましょう。何かご存じの方は、掲示板にご 意見をお寄せ下さい。(メールだと、出張中は読めませんので) 掲示板のアドレスは、 http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html です。個人情報は載せないようにお願いします。 ---------------------------------------------------------------------- 以下、届いたメールです。改行などは加工してます。 ------------------------------------------------------------------ “夜回り先生”の名前で有名な、薬物問題や少年問題に熱心に活動されて いる水谷修先生の番組が、NHKにて12月30日に放送されるということです が、その際に水谷先生はNHKの担当者に電話をして「手話通訳をつけてく ださい。たとえ自分の顔が半分しか映らなくても構わない。」と説得した にもかかわらず、NHKの担当者から帰ってきた言葉は「画面が汚れるから 無理だ。手話通訳を放送するとそちらに集中して一般の人が見にくくな る。」というものでした。 同時に手話付で放送してほしいとの水谷先生の意志が伝えられたのです が、NHK側は”手話付だと画面の邪魔になる”との旨で、水谷先生の意向 を取り入れないそうです。このNHKに対する抗議に私も参加したいと思 いました。できれば一人でも多くの方に協力していただき、NHKに1000件 以上の抗議が寄せられれば、NHKも承諾せざるを得なくなるかもしれない と水谷先生もおっしゃっていたようです。水谷先生は大変お忙しく、また お体の状態も非常に良くありません。毎日2〜3時間という睡眠時間で全国 を講演活動のために飛び回っておられます。 私たちで何かできることがあれば、是非先生のお力になりたいなぁと思 い、今色々とやっているところです。夜回り先生の呼び名で有名な水谷先 生が12/30日、NHK教育テレビ、ETV特集「夜回り先生からのメッセージ、 生きていてくれて有難う」と題して全国にテレビを通してメッセージを 送ってくださいます。先生のアドバイスもいただいて、この番組にテレビ 手話通訳を付けて下さいとNHKにお願いのEメールを送る事にしました。パ ソコンを持ってる方も持ってない方も協力して下さい。仲間にメールで協 力呼びかけて下さい。URLはPC NHKへの意見・問い合わせ http://www.nhk.or.jp/plaza/mail/index.html です。 個別の番組に対するご意見・ご要望・お問い合わせと言うのがあります が、番組を見つけにくいようなので、探せない時は上記以外の番組や番組 が特定できない場合のご意見・ご要望・お問い合わせから意見を送って下 さい。水谷先生からは1000通を越える事を目標にと言われましたが目標は 2000通を越える事です。 ------------------------------------------------------------------ そうこうしている間に、もう1通来ました。ほとんど同じ文面ですが、最後の 段落が以下のように変わっていました。 ------------------------------------------------------------------ 水谷先生からは1000通を越える事を目標にと言われましたが目標は2000通 を越える事です。急いでねー。パソコン仲間に呼びかけて下さい。この メールを全国に流して下さい。お願いします。なお、お手持ちの携帯のメ ニューリストからもNHKのサイトへアクセスしていただけます。メニュー リストからNHKを検索してみてください。そちらのほうにも「お問い合わ せ」という項目があります。そちらのメールフォームから「ご意見・ご要 望」という形でメールをお送りください。下記の電話番号からもご意見・ ご要望をお寄せいただけます。 ------------------------------------------------------------------ ---------------------------------------------------------------------- 私は思うのですが、水谷先生はメールの前半のような「手話通訳をつけて欲 しい」ということは言うとは思いますが、後半のNHKに「1000通のメールを出 そう」なんて人を煽ることは言わないように思います。 今年の夏の全通研集会のメインイベントが水谷先生の講演でした。普段は人 の話を斜めに聞いている私ですが、グッとくるものがあるぐらい感動的な話で した。周りのご婦人方はほぼ全員ハンカチ片手に聞いていたぐらいです。 その短い講演から感じる水谷先生の人柄からして、人を煽って抗議するとい うことはしないように思うんです。無償の愛を持って、かなり覚悟を持って取 り組め、ということは言いますが、最初から他人の力を頼ることは推奨してい ないように思うのです。そんな先生が、NHKに1000通の意見を出そう、なんて 言わないように思います。 それと手話通訳でも思うことがあります。 夏の集会の講演で感じたのですが、水谷先生の講演は、ただ話すだけですが その様相は講談。声の強弱から話運びは、もう話芸と言っていいほどのプロの 腕前でした。 そんな水谷先生の講演を手話通訳するとなると、とても普通の人では無理。 普通でなくても無理じゃないかと思います。事実、夏の集会でも、健聴者には 好評でしたが、ろう者から「退屈だった」という意見もあったと聞いていま す。あのいい声と、口調と、リズム。手話通訳の限界を超えているように思い ます。 だから、手話通訳をつけたから良くなるのかどうか... ---------------------------------------------------------------------- ということで、私はこのメールの通りにNHKに意見を出すことが、水谷先生 の意向に沿うものには思えないのです。 たまに「Rh-の血液型が必要だ」とか「犬の引き取り手が足りない」といっ たメールが出回りますが、その根拠は根も葉もない噂で、そのおかげで赤十字 や動物関連団体の受付電話がパンクして業務に支障が出たりします。この手の メールをチェーンメールと言いますが、このメールもそんな雰囲気があると私 は感じています。 ということで、確定的なことがわかるまで、このメールを真に受けて、NHK に対して意見を出すことはやめた方がいいのではないかと思います。ただ、本 当のところがよくわからないので、もし、何かご存じの方がいたら教えてくだ さい。 掲示板は http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html まで。 なお、番組を見なくても、水谷先生のことは本を読んでもよくわかります。 そもそも本を買うことで、水谷先生を支えることにもなります。 水谷先生に関する情報はこちら http://www.sanctuarybooks.jp/mizutani/ ---------------------------------------------------------------------- では、次回の語ろうかをお楽しみに。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して 発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000038270) ---------------------------------------------------------------------- ■登録/解除の方法 メールマガジン「語ろうか、手話について」は、以下のURLよりいつでも 登録/解除可能です。 http://www.mag2.com/m/0000038270.htm http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ ■バックナンバーの参照 http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000038270 ■掲示板 http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html 補助的な情報を掲載しています。編集者への連絡はMailをお使い下さい。 ■苦情、文句、提案、意見など Subjectに[kataro]を入れて、以下のアドレスまでMailをお送り下さい。 個別には返事ができないかもしれませんので、ご了承下さい。 tokudama@rr.iij4u.or.jp ====================================================================== ○メールマガジン「語ろうか、手話について」(月1回以上 発行) 発行: 手話サークル活性化推進対策資料室 編集: 徳田昌晃 協力: 五里、おじゃまる子、くぅ(ヘッダ作成) 発行システム: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』http://www.mag2.com/ マガジンID: 0000038270 ■意見、文句、提案、投稿は、居住都道府県名と氏名(匿名可)を添えて tokudama@rr.iij4u.or.jpまで送って下さい。 ■メールマガジン「語ろうか、手話について」は、著作権は徳田昌晃に所属し ますが、基本的には転載・複写自由です。有効にご活用下さい。 ======================================================================