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    メールマガジン 「語ろうか、手話について」

No. 0                                                2000年6月28日発行
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  皆さん、初めまして。徳田と申します。

  かれこれ10年前に手話の勉強を始めて、なんだかんだで、これまで続けてこ
れ
ました。いろいろありましたが、手話のおかげで、大変有意義な時間を過ごして
きたと思います。たぶん。(んー、なんか微妙な表現だな^^;)
  手話を知らなければできなかった色々な経験、会えなかった人、そして今のこ
と。このメールマガジンでは、皆さんに私の経験をご紹介し、皆さんと有意義な
時を共有したいと思います。

  どうぞ、よろしくお願いします。

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  このメールマガジン「語ろうか、手話(以下、語ろうか)」は、手話を中心に
聴覚障害に関する様々な話題を取り上げていきたいと思います。手話の勉強方
法、サークル運営の悩み、そして手話通訳について。さらに、社会福祉のあり
方、障害者プランや情報提供施設のことなどを徒然なるままにお送りします。

  私は耳が聞こえる方ですから、少し健聴側の意見に偏るかもしれません。お
まけに手話というよりは、サークルを維持する活動自体に熱心だったので、手
話を勉強しようという人には退屈な話が多いかもしれません。それで、足りな
い面は皆さんのご意見、提案、投稿で補おうと考えています。

  「なんじゃそりゃ、単なる手抜きじゃないか」と思うかもしれませんが、一
人であんまり背負い込むと大変な目にあうというのも私が手話サークルで得た
経験ですので、そのあたりはご了承のほどを。  できれば、現役の手話通訳
者、聾の方々から、私の至らないところをビシビシ指摘してくれれば嬉しい
なぁ、と思っています。

  でも、一番の目的は、手話も聴覚障害も知らない人に、手話ってこういうも
のだよ、ということを少しでも知って欲しいと思います。というのも、手話を
使えるようにはならなくても、手話というものの存在を知ってもらうことは、
聴覚障害者にとっても良いことだと思うのです。このメールマガジンがきっか
けで、手話を覚えようと思っていただければ幸いです。

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  「語ろうか」の予定ですが、週に一回、おそらく水曜日は私の気のむくまま
に駄文を送らせてもらって、あとは皆さんからの投稿を適宜送る予定です。そ
の量によって、あと何らかの提案とかがあって、それがうまくいきそうなら、
定期的に送るようになるかもしれませんが、とりあえずは隔週で週末に送れれ
ばいいかなぁ、と思っております。是非、積極的に投稿をお願いします。

  投稿されるときは、ただ、採用するか、それからいつ載せるかは編集サイド
に一任願います。それから、投稿されるときは住所(都道府県名)と氏名を忘れ
ずに。
  都道府県を書いてもらうのは、手話は地域に特有の話があるためです。とい
うのも、地域が異なれば、方言や教育方法、人口の違いがあるので、そういう
ことを念頭におかないと、どんな意見も説得力に欠けることがあると思うので
す。そういうわけで、都道府県名だけは明記して下さい。氏名は匿名でも構い
ません。あんまり変なのでなければ...

  「語ろうか」は皆さんのメールを増刊号として公開して、情報交換の場にし
たいとも思っています。もし、何か意見、文句がある方は気軽るに
tokudama@rr.iij4u.or.jpまでお送り下さい。では、送る際の注意事項をまと
めておきます。
  - 題名(subject)に「語ろう」もしくは [katarou] の文字を入れて下さい。
    処理が早くできますので、ご協力下さい。
  - 公開可能か、非公開かを明記して下さい。
  - 公開可能の場合、本名か、匿名を明記して下さい。
  - 現在、お住まいの都道府県名をご記入下さい。

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  それにしても、手話の勉強を始めてから、もうすぐ10年。自分でもよく続い
たなぁ、と思います。まだ30年弱しか生きていないので、長く続けたと言って
もたかが知れていますけど、元来飽きやすく、たいていのことは5年で終わっ
てしまうのですが、手話の関わりは、まぁ、よく長く続いていると思います。
何か目的意識があるのかと問われても、別に通訳者になりたいわけじゃなし、
耳が聞こえなくなる予定があるわけでも無し、家族に聾者がいるわけでも無
し。

  でも、手話サークルを中心に活動をしていることには、いくらか目的があっ
て、それは少しでも多くの人に手話をしってもらいたいということです。聴覚
障害には、ひじょうに深刻な面もありますが、実はみんなが手話を話せるよう
になれば、その深刻さが激減するはずです。私は長く石川県に住んでいまし
て、あそこは一応観光立国ということになっていますが、そういうところに聾
者が遊びに来て道がわからないとしますね。そういう時に、たまたま近くに手
話サークルの人が通りかかって、道を教えてあげられるような、それぐらい手
話が身近に浸透してくれればいいなぁ、と思っています。そのためには手話
サークルというものはとても重要だと思うのです。通訳者が沢山いれば、それ
に越したことはないけれども、そこまでいかなくても、道案内ぐらいできる人
が沢山いれば、この世はもっと素晴らしいのに、と思うわけです。

  このメールマガジンをきっかけに、多くの人が道案内程度の手話を習得して
くれることを期待してます。

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  早速ですが、皆さんにお願いがあります。「語ろうか」のヘッダ部分を考えて
下さい。このメールの最初の部分、「語ろうか、手話について 2000年...発行」
の部分です。今は、実に貧相です。すばらしいヘッダを作ってはいただけないで
しょうか。何もお礼はできませんが、どなたか才能のある方、是非、よろしくお
願いします。

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  最後に、自己紹介をします。このようなメールマガジンを書いている人間がど
んな人か、わからなければ不安に思う人も多いでしょうから。

  最初に書きましたが、私が手話を勉強し始めたのは10年前、大学入学直後で
す。それまで、手話にも聴覚障害にも無縁の生活を送ってきました。手話を始め
たのは、またまた地域新聞で無料の手話講習会を見てからで、それ以降、とても
良い先生に恵まれ、そこそこ手話で話せる程度になりました。でも、いまだに手
話通訳士ではありません。
  10年の間、サークルを中心に活動してきましたが、それ以外にも全通研、県内
の手話サークル連絡協議会の事務局活動にもたずさわり、障害者プランを利用し
た通訳者の設置運動や情報提供施設建設運動にも関わりました。その間には当然
サークルとろう協のゴタゴタなどもいくつか経験しました。なかなか全部はス
パッと解決できませんでしたけど、良い人生勉強になったと思います。
  他の人と違うのは、私は大学で手話とコンピュータについて研究したので、そ
の面では、日本でもトップレベルと自負しております。もっとも、今は野に下っ
てしまったので、このレベルがいつまで維持できるかは不安ですが...

  そんなこんなで、色々な経験をしてきました。皆さんの参考になればと思いま
す。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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