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    メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note.18                                             2004年11月 3日発行
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  皆さん、こんにちは。

  先日は臨時配信で失礼しました。今日は普通の「語ろうか」です。内容は地
震についてつらつら思うことを。

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  さて、「語ろうか」では、あまりリアルタイムでの話題を取り上げていませ
んが、それは「語ろうか」は他では流さない記事を載せていこうという方針の
ためです。「ん、そんな方針があったの?」と思う方がいるかもしれませんが
はい、あったんです... 密かに。他と違うことをやるというのは、私の人生の
基本理念でして、「語ろうか」もできるだけ、他の聴覚障害関係のメルマガや
メーリングリストでは出てこない内容を取り上げています。

  とはいっても、今回の地震や台風は、ちょっと無視できないな、と思いまし
て流した次第です。ささやかながら、聴覚障害に特化した情報を選んだつもり
です。

  ただ、今は、インターネットは普通に皆さんが使えるレベルになりましたか
ら、興味のある方はちょっと探してみれば色々と見つかると思います。メルマ
ガというメディアは、いまいちテンポが遅いので、中越地震については、この
あたりで一端取り上げるのを終わりにしたいと思います。
  あと、掲示板に情報をお寄せいただいた方には感謝します。私も、へぇーこ
んなページがあるんだ、って思うような内容でした。

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  ちょっと昔を振り返って、1995年1月17日の阪神淡路大震災の時、私が何を
していたのか思い出してみると、手話関係の活動は全然やっていません。なん
だかんだで、ボランティアにも行かなかったし... 今思うと、ちょっと時期を
ずらしても行っとけば良かったかなと思うのですが、そのときは大学院に入っ
て1年目、必死に論文のネタ実験をしていたころなので、大学を離れるわけに
はいかなかったのであります。んー、この先日本でいくつ大地震が起きるかわ
かりませんが、よほどのことがない限り、私って腰が重いような気がする。

  地震があったときは大学にいて、確か、机の下で寝ていたと思います。当時
私は石川県に住んでいましたが、ここは日本にしては珍しく地震の少ない所で
揺れて起きるなんて、ほんと珍しいことでした。でも、そんなたいしたことに
はならんだろと、再び眠ってしまいました。起きたときにはテレビは大騒ぎ。
こりゃ、えらいことになったと思ったもんです。何かできることはないかと思
いつつ、その日は普通に過ごしていたように思います。寝るときになって、「
おぉ、そうだ、NetNewsを使おう」と思いたったのでした。

  というわけで、えらく行動が遅かったのですが、私にできることは、あとは
情報を流すことと思い、ひたすら文字を打ち込みました。特に私は大学の入試
情報を打ち込んで流していました。当時、入試会場変更とか、延期とか、学費
減免とか色々ありましたから。探したら、その時の記録が出てきました。へぇ
です。

    震災時の fj
    http://www.kanadas.com/shinsai/quake-fj.html

  でも、実は痛感したのは「インターネットって役にたたねぇ」ということで
す。本当に必要な現場ではパソコンなんて動かす余裕も、つながった回線もな
いのですから、私が打ち込んだ情報もほとんど届くことはなかったようです。
今回の地震でも、携帯電話のメールが若干生きていただけで、相変わらず電話
は制限、インターネットもYahooBBなどが復旧していないそうですし。
  元々インターネットというのは、アメリカで核攻撃に耐えうる通信回線を、
という研究からできたものですが、端と端はつながっても、ある特定のポイン
トに対する接続は難しいんですよね。
  自衛隊にも情報部隊というのがあるそうですが、そこで一番重要視されてい
る道具はパソコンでも携帯電話でもなく、バイクだそうです。なるほどねぇ。

  話を元に戻して、1995年。全通研石川支部では数人の手話通訳者が応援に
行っています。その報告は聞きましたが、実際に手話通訳をすることはほとん
どなく「手話通訳」と書いた布を背中に付けて、とにかく町中を走り回ったと
のことでした。大地震が起きたら、ろう者がどこにいるかわからんようになる
という貴重な教訓が得られたわけです。

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  では、次回の語ろうかでお会いしましょう。

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