d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★ メールマガジン 「語ろうか、手話について」 Note.28 2005年 1月12日発行 d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★ 皆さん、こんにちは。なんとなくお正月気分が抜けない徳田です。 というほどのお正月らしいイベントをこなしたわけではありませんが、掃除 して出てきたゴミがまだ玄関に置いてあったりします。トホホホ。 2月12,13日の討論集会後に読者の会と称して集まれそうな方、ご連絡くださ い。いつも討論集会の後は、集会に参加した人同士が適当に離散集合を繰り返 しながら、夜の町をフラフラとするのが習わしです。初めて会う人でも、討論 集会参加者だからと言うことで、どこにでも混じっていって、人脈を作ってい けるのがいいところです。 ということで、ついでに「語ろうか」の読者の会も実施しちゃいます。夜の 方は討論集会に参加しない人でも参加できますから、どうぞお気軽に。まずは 私がいるところに集まってそこからはなるようになれって感じで。討論集会自 体は次の日もあるので、徹夜ってことはありませんので、ご安心を。 参加してみたい方はご連絡を。当日の集まる方法を連絡します。 ---------------------------------------------------------------------- 今日のテーマは災害対策について。今年は阪神淡路大震災から10周年だそう です。 中日新聞系の県民福井にこんな記事が載っていました。 「防災マップ、障害者用、作れない」 http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/fki/20050110/lcl_____fki_____008.shtml 記事の概要は、福井市内の聴覚障害関連団体が関係者の名簿作りをしようと しているがうまくいかないというもの。今年の福井は豪雨に見舞われましたの で、その反省からろう者や手話通訳者の所在地一覧表を作ろうとしているよう ですが、プライバシーへの配慮から作成は難航しているとのことです。 記事では、行政ではもちろん所在地の情報を持っているが、それを公開する のはプライバシーの問題でできないということ。ただ、今年の災害から地域で の連携強化のためには情報共有の意識が高まっている地域があることも伝えて います。 ---------------------------------------------------------------------- 私が加入している手話サークルでもそういう動きがありましたが、なんとな く中途半端になりがちです。しょうがないことですけど。私なんかは住所も電 話番号も公開状態にありますが、手話サークルですと若い女性も結構いますか ら、そういう人には無理な相談でしょう。支援を受ける側も然り。まさにプラ イバシーとのトレードオフとしかいいようがないです。非常時を優先するか、 プライバシーを優先するか。その判断はそれぞれの事情や考えに任せるしかな いでしょう。 ただ、防災の観点からは、関係者の住所一覧はあった方がいいに決まってい ます。阪神淡路大震災の時に一番問題になったのは、ろう者がどこにいるかわ からないことです。住所さえ把握できれば、探しにも行けるし、避難所の特定 もいくらかはしやすかったはず。それができないので、全国から集まってきた 全通研の有志も、手話で話す機会もなく、ひたすら探し回っていたぐらいです から。 とは言うものの、取り込め詐欺などが流行している昨今、その管理はかなり 困難なものがあります。私の知る限り、この管理方法でいい例を見たことがあ りません。掲載情報を最小限にするとか、役員レベルでしか持たないとか、ど こかで妥協しています。どれも一長一短あります。 私は「プライバシー」を言い出すときりがないので、もっと許容範囲をゆる めてもいいのではないかという思いはあります。守秘義務に絡めてよく出され る例ですが、医者が患者を治す時、患者の個人情報というのは看護婦も含めて かなり広範囲の関係者で共有されます。そうでないと困るからです。 でも、それは組織がしっかりとしているからの話。私は、プライバシーの秘 匿性はいくらかゆるめるとしても、でも、手話サークルそういう情報を扱わせ たり、防災の主要な役割を担わせるのはやめた方がいいんじゃないかと思いま す。一般的に手話サークルは不特定多数の人が関わり、個人の力量に依存する 点が多く、問題が起きた場合の対処が曖昧です。このような名簿は、日常的に は誰にも触れないようにしておき、非常時には公開するという相反することが 求められます。特定の人しか持たなければ、その人が被災したら埋もれたまま になります。でも、誰もが持てば犯罪に利用されかねません。 やはりこういうのは、それなりの組織、つまり行政で担うのが適当なのでは ないかと思います。いざという時には、行政の担当部署からその情報を引き出 せるようにしておくのが妥当なのではないかと思います。 手話サークルレベルでできることは、避難場所を決めておくぐらいじゃない でしょうか。生きていたら、皆さん、ここに集まろうと。集まれなかったから 連絡先を決めておこうと。メールと電話とFAXと。まぁ、一番先にFAXがダメに なるでしょうから、聞こえなくても誰かに連絡してもらうことを想定して電話 は決めておいた方がいいでしょうね。それも固定と携帯の2種類で。 あとは各自が生きていたら、動けそうなら、できる範囲で避難所にたどり着 いてできることをやるしかないと思います。どうせ地震が起きれば、自分のこ とだけで精一杯。支援活動は、他県の人に任せることになるでしょうから。 それと、大災害となれば、長期間になるでしょうから、市町村レベルでどこ か1カ所に集まるように相談しておいた方がいいと思います。 ---------------------------------------------------------------------- 最近、テレビや新聞で地震の話題が出てくるのが多いような気がします。こ れは密かにマスコミには地震警報みたいなものが出ていて、国民に警戒を促し ているんじゃないかと思っていたりするんですが、どうなんでしょ? やっぱり 大都市には地震警報なんて、パニックが怖くて出せないと思いますし。 でも、本当に大地震が来たらどうなるかなぁ? 私の場合、昼間だったら会社 のビルでしょうから崩れなければ生き残れそうです。でも、そればっかりは実 際に起きないとわからないですからねぇ。夜だったら家でしょうけど、かなり の高確率で埋もれてダメっぽいです。日常的に床がミシミシいってますから。 郊外のひらたい道をドライブしている時に地震が来ることを祈ってます。 ---------------------------------------------------------------------- では、次回の語ろうかをお楽しみに。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して 発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000038270) ---------------------------------------------------------------------- ■登録/解除の方法 メールマガジン「語ろうか、手話について」は、以下のURLよりいつでも 登録/解除可能です。 http://www.mag2.com/m/0000038270.htm http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ ■バックナンバーの参照 http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000038270 ■掲示板 http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html 補助的な情報を掲載しています。編集者への連絡はMailをお使い下さい。 ■苦情、文句、提案、意見など Subjectに[kataro]を入れて、以下のアドレスまでMailをお送り下さい。 個別には返事ができないかもしれませんので、ご了承下さい。 tokudama@rr.iij4u.or.jp ====================================================================== ○メールマガジン「語ろうか、手話について」(月1回以上 発行) 発行: 手話サークル活性化推進対策資料室 編集: 徳田昌晃 協力: 五里、おじゃまる子、くぅ(ヘッダ作成) 発行システム: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』http://www.mag2.com/ マガジンID: 0000038270 ■意見、文句、提案、投稿は、居住都道府県名と氏名(匿名可)を添えて tokudama@rr.iij4u.or.jpまで送って下さい。 ■メールマガジン「語ろうか、手話について」は、著作権は徳田昌晃に所属し ますが、基本的には転載・複写自由です。有効にご活用下さい。 ======================================================================