d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★ メールマガジン 「語ろうか、手話について」 Note.38 2005年 4月20日発行 d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★ ご無沙汰してます、徳田です。 結局、2週間ほどお休みを頂きましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょう か。すっかり暖かくなり、桜は散り、定期総会シーズンも終盤を迎え、「あー 役員になってしまった...」「今年はセーフ!」など、悲喜こもごもな今日この 頃ではないかと思います。 私は役職的には昨年程度維持ですが、色々と事情を抱える人が多くなってし まったため、肩書きそのままで仕事の分担は増えそうな見込みです。今年は後 半、本業も忙しくなりそうなので、今から体力蓄えておかないと、という感じ です。 さて、PCの不調からお休みとなりましたが、その後、スキャンディスクなど お金をかけずにメンテナンスを繰り返した結果、だいぶ安定してきました。と いうことで、PCの問題は解決しそうですが、この2週間の間にメールと雑用も たまっておりまして、それを解消するのに5月の連休までかかりそうです。反 応が遅くなることをご了承ください。 ---------------------------------------------------------------------- もう少しでゴールデンウィーク。全通研は代議員大会です。その前に残った ネタを書ききってしまいたいので、今回は再構築委員会の指摘している手話通 訳制度の問題点の続きです。『』の部分は全通研研究誌No.90からの抜粋・要 約です。少々、改変してあります。 ---------------------------------------------------------------------- 3点目。 『通訳の利用に制限がある。冠婚葬祭、政治活動には利用できないところが ある。そもそも、手話通訳事業が実施されていないところもある。』 派遣事業を実施している市町村が4%という数字はすでに紹介しました。 目的によりけりで通訳が利用できないこともよくあります。たいていは受け 付けてもらえるようですが、結婚式の依頼で断られた話は聞いたことがありま す。営利目的を拒否するところもありますね。政治、宗教も断られる基準にな ることがあるようです。 でも、そうなると、聴覚障害者は政治、宗教から切り離されることにもなり ますよね。別の手段と言っても、手話通訳って頼むところは限られているわけ で。 ---------------------------------------------------------------------- 4点目。 『介護の現場では通訳が使われていない。通所介護など長時間に渡る場面が 多いので、とても依頼に応じきれない。』 これはよくわかりませんので、私からは特にコメントはありません。 ---------------------------------------------------------------------- 5点目。 『雇用や報酬が仕事としてふさわしくない。』 つまり安いって事です。2003年の全通研調査では、全国平均を取ると時給 1500円に満たないそうです。安い? 高い? 定期的に必ず仕事があるわけでもないので、生活していくには足りないです ね。 ところで、手話通訳が仕事かどうか? ある会議で小耳に挟んだのですが、登 録通訳者、つまり奉仕員関係の場合、源泉徴収なども行われていないので、こ れが仕事ではなくボランティアであることの根拠になるそうです。 ---------------------------------------------------------------------- 6点目。 『手話奉仕員、手話通訳者、手話通訳士の役割が明確でない。もちろん、通 訳士は資格であり、他のものは認定制度の区分ではあるが、通訳の区別ではな い。例えば、医療の通訳者は奉仕員がやってはいけないのか?』 このあたりはつぎはぎの制度でやってきたためのツケですね。手話通訳者と 手話奉仕員の違いと、通訳内容の違いは一致しません。地域の差の方が大きい と思います。さらに設置と派遣があるわけです。だんだん世の中変わってきて 臨機応変にやることが求められている今、設置と派遣という区別もなんとも窮 屈です。 というわけで、グランドデザインなのかもしれませんが、残念ながらグラン ドデザインは、そこまで切り込んでいないんですよね。 ---------------------------------------------------------------------- 7点目。 『通訳の試験、実施方法が自治体によってマチマチである』 これは6点目につながります。今、統一試験というものが都道府県レベルで 試行されています。これが軌道に乗れば状況は変わると思いますが、今しばら く時間がかかりそうです。 通訳になるには、地域によって差がありますよね。しかも、通訳とは別のと ころ、例えば手話サークルによく通っているかどうかなどで試験に通ったりす るでしょ。最近はそんなことないのかな... ---------------------------------------------------------------------- 今回はちょっと淡泊な内容になりましたが、ところどころにかなり毒を入れ たつもりです。 では、次回の語ろうかをお楽しみに。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して 発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000038270) ---------------------------------------------------------------------- ■登録/解除の方法 メールマガジン「語ろうか、手話について」は、以下のURLよりいつでも 登録/解除可能です。 http://www.mag2.com/m/0000038270.htm http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ ■バックナンバーの参照 http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000038270 ■掲示板 http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html 補助的な情報を掲載しています。編集者への連絡はMailをお使い下さい。 ■苦情、文句、提案、意見など Subjectに[kataro]を入れて、以下のアドレスまでMailをお送り下さい。 個別には返事ができないかもしれませんので、ご了承下さい。 tokudama@rr.iij4u.or.jp ====================================================================== ○メールマガジン「語ろうか、手話について」(月1回以上 発行) 発行: 手話サークル活性化推進対策資料室 編集: 徳田昌晃 協力: 五里、おじゃまる子、くぅ(ヘッダ作成) 発行システム: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』http://www.mag2.com/ マガジンID: 0000038270 ■意見、文句、提案、投稿は、居住都道府県名と氏名(匿名可)を添えて tokudama@rr.iij4u.or.jpまで送って下さい。 ■メールマガジン「語ろうか、手話について」は、著作権は徳田昌晃に所属し ますが、基本的には転載・複写自由です。有効にご活用下さい。 =====================================================================