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        メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note.41                                             2005年 5月11日発行
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  こんにちは、自分も一応、若手なんだ〜、と思った徳田です。

  というのはですね、今年の代議員で、Under-35という話が出てきたのです。
つまり、全日ろう連の青年部のようなものを作る動きがあるのです。いや、青
年部になるかどうかどうかはわかりませんが、すっかり高齢者団体になってし
まった全通研にカツを入れるべく、全通研の若手が集まる場所を作ろうという
ことになりそうです。まずは夏の集会で集まるそうで、さらに東京ではプレイ
ベントを開催するという話もあります。

  それしてにも、全通研の代議員は130名ちょいいますが、35歳以下が10人ぐ
らいいたことに、ちょっとびっくりです。多いじゃん! 普通に考えれば、これ
しかいないということになるのでしょうけど、でも、代議員会をざぁーと見る
と、若者なんて見あたりませんよ、ホント。年齢構成から見ると、この団体は
終わっているなぁ、と思います。

  ということで、今後、数少ない若手が集まり、一旗揚げるかもしれないので
全通研所属の35歳以下の方は是非、ご連絡を。現在、MLと掲示板を中心に虎視
眈々と活動中です。

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  さて、今回はもう一つ代議員で気になったことを。

  支援法の動きは本当に急ですが、6月から始まるという区分認定モデル事業
のことを聞いていて、改めてびっくりしました。国って、いざって時には、こ
んなに機敏に動けるんですね。

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  で、区分認定モデル事業とは何か、ということなんですが、素人の私が解釈
するに、介護保険の「要介護」「支援」という「介護度」という介護の必要性
の尺度がありましたが、それの障害者版です。その尺度を作るために、いくつ
かの地域をピックアップして、サンプリングしようということのようです。

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  いきなり話が吹っ飛びますが、ちょっと前、日本テレビが視聴率調査を操作
しようとしたとして大騒ぎになりましたよね。あるテレビ番組で、視聴率を調
査する喜界があるお宅はご協力ください、と呼びかけて、エライ騒ぎになった
事件です。そのお宅に自分の番組を見てもらって、視聴率を上げようとしたよ
うですが、結局、不発に終わり、さらに調査会社やらスポンサーやらを巻き込
んで、番組製作者の進退問題にまで発展した、と記憶しています。

  番組は視聴率によって、続けられたり打ち切られたりするわけで、その数字
は番組にとってはすごい価値があります。そして、その調査は番組から手の届
かない方法で行われます。だからこそ、価値があるのでしょうけど。

  またいきなり話を戻して、区分認定モデルですが、もし、手話通訳とか補聴
器とか、とにかく聴覚障害者に関わることを国に重要視させるなら、このモデ
ル事業で、そういう結果を出さなくてはなりません。対象地域が、たまたま手
話通訳を使わない地域で、手話通訳者が設置されているけど、ヒマヒマしてい
たら、な〜んだ、手話通訳なんて需要がないなら、そんなに金をかけなくても
いいな、という結論になりかねません。

  つまり、我々は視聴率を操作した日テレ並みの荒技が求められているのかも
しれません。
  でも、この操作は視聴率と違って、おおっぴらにやっています。操作できる
もんならやってみろ、って感じでしょうか。まぁ、我々にできることはたかが
しれていますので、モデル事業が身近に行われている人は、何かドタバタして
みる価値はあるかもしれません。(ん〜、微妙なものの言い方だ。)

  では、以下、障害程度区分認定モデル事業対象自治体の一覧です。

  北海道 : 帯広市       青森県 : 青森市        岩手県 : 水沢市
  宮城県 : 岩沼市       秋田県 : 秋田市        山形県 : 山形市
  福島県 : 郡山市       茨城県 : 水戸市        栃木県 : 宇都宮市
  群馬県 : 前橋市       埼玉県 : 東松山市      千葉県 : 市川市
  東京都 : 世田谷区     神奈川県 : 泰野市      新潟県 : 新潟市
  富山県 : 富山市       石川県 : 加賀市        福井県 : 武生市
  山梨県 : 甲府市       長野県 : 長野市        岐阜県 : 長野市
  静岡県 : 富士市       愛知県 : 豊田市        三重県 : 名張市
  滋賀県 : 大津市       京都府 : 京丹後市      大阪市 : 枚方市
  兵庫県 : 伊丹市       奈良県 : 奈良市        和歌山県 : 田辺市
  鳥取県 : 米子市       島根県 : 松江市        岡山県 : 岡山市
  広島市 : 東広島市     山口市 : 周南市        徳島県 : 鳴門市
  香川県 : 高松市       愛媛県 : 松山市        高知県 : 高知市
  福岡県 : 大牟田市     佐賀県 : 佐賀市        長崎県 : 大村市
  熊本県 : 八代市       大分県 : 大分市        宮崎県 : 都城市
  鹿児島県 : 鹿児島市   沖縄県 : 宜野湾市

  それと、以下の政令指定都市です。
  札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、名古屋市、京都市
  大阪市、神戸市、広島市、北九州市、福岡市、静岡市

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  モデル事業は6月スタート。法案の審議が順調に進むと、その結果は来年か
らはじまる支援法の施行に反映されることになります。今回は、対象自治体だ
けですが、その後はサービス給付実績調査など、色々なデータ集めが始まりま
す。

  それにしても、こんなに急速に国の制度って変わるんですねぇ。
  すごいなぁ。

  では、次回の語ろうかをお楽しみに。

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