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        メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note.88                                             2007年 2月21日発行
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  皆さん、こんにちは、たぶん討論集会から戻ってきてぐったりしている徳田
です。
  この原稿を書いているのは、討論集会前なので、実際どうだったかはわかり
ませんが、道中は静岡の巨大JUSCOを縦断しているはずです。京都に行ったは
ずなのに、なぜか車の中はTopValu製品でいっぱいです。謎です。

  ということで、恐らく参加された皆さんには分科会で言いたい放題言って迷
惑かけたり、バッチをたくさん買ってもらったりして、大変お世話になったこ
とと思います。どうもありがとうございました。
  これに懲りずに、またよろしくお願いします。

  ちなみに缶バッチですが、2月10日現在、発送遅れ・未発送分はありません。
もし、まだ届いていないとか、送金したけど? という方がいらっしゃいました
ら、すみませんが、再度ご連絡ください。(tokudama@rr.iij4u.or.jp まで)
  ちなみに、今回も最後に缶バッチの宣伝を付いています。興味ある方はどう
ぞご覧ください。

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  ということで、討論集会のネタは次回以降のお楽しみということで、今回は
テレビを見ていて思ったことを。

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  ちょっと前ですが、東京都が手話で授業をするために、特区申請するという
ニュースがありました。

  東京都:日本手話教育のろう学校設立、特区認定申請へ (毎日新聞)
  http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070120k0000m040093000c.html

  このニュースについては、私も特別な情報を持っていないので、推測がだい
ぶ入っていますが、新聞記事から読みとるに、フリースクール「龍の子学園」
は手話で教育を行う団体として、学校の授業を補完する活動を続けていました
が、東京都がそれを正規の授業に組み入れていくという話なんだと思います。

  龍の子学園の活動が行政のお墨付きを得て活動を広げたか、と感慨深い気持
ちある一方で、私はちょっとこのやり方には違和感を感じました。

  というのは、手話で授業をするためだけに、わざわざ「特区」なんていう大
技を使うこと。
  特区って法律をちょっとねじ曲げようってやり方ですよね。ろう教育で手話
を使うのはそんなに特別なこと? 行政の裁量で、手話を導入すればいいのでは
ないかと思ったのです。

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  と、そんなことを思いつつも、しばらくはそんなことも忘れてました。

  で、ちょっと前のNHKの「ろうを生きる 難聴を生きる」を見ていたら、気に
なる一言が流れてきました。そのときの内容は、熊本ろう学校で、手話落語部
が活発に活動しているというものです。

  その中で、「熊本県では手話を積極的に取り入れている」ということを、チ
ラッと言って、授業風景もチラッと紹介していました。ASLで英語の授業もし
ているそうです。

  「すげーじゃん、熊本!」

  で、調べてみたら、「くまもと手話力向上プロジェクト」というものがある
ようです。熊本県が予算をあてて、ろう学校で手話が出来る教員の割合を3年
間で80%にするという計画だそうです。

  とりあえず、以下の資料が見つかりました。PDF形式なので読むためは
Acrobat Readerが必要です。

http://www.pref.kumamoto.jp/education/databook/2006/PDF/04-01.pdf
http://www.pref.kumamoto.jp/invited/opinion/seisaku_hyoka2/h17/pdf/3-005.pdf
(指標6を参照)

  計画によれば、手話で授業ができる教員の割合を3年間で30%から80%にする
というもの。初年度は微増にとどまっていますが、計画通りに行くのであれば、
今年度は半数は超えるはず。
  それに、最終的に80%になるということは、残りの20%なんて「もうこの年で
覚えろって言っても無理よ」という先生の割合でしょうから、事実上、ほとん
どの先生が手話で話せるようになるわけです。すごすぎます、熊本。

  先生が手話で話せると言うことは、わざわざ手話で授業をやる、なんて言わ
なくても、先生の判断で使えるってことでしょ。それに学校は授業以外の時間
も多いのですから、根本的な解決方法に、まさに真正面から熊本は取り組んで
いると言えます。

  こうなると東京の手話特区、色あせますね。手話で授業をすることは法律の
壁ではなく、行政側の「体裁」の問題ないかと思ってしまいます。それに、特
区申請が却下されたら、東京は手話の授業は実現しないわけでしょ。
  そんな大技を使わなくても、龍の子学園という貴重な経験と人材を、普通に
そして存分に生かす道を考えて欲しいものです。

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  では、次回の語ろうかをお楽しみに。

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  再び、こんにちは、缶バッチの売りの徳田です。
  耳の日祭りなどがあり、製造が結構忙しいそうですが、今までの経験からす
ると、語ろうかの読者の皆さんには応えられると思うので、どうぞ、気楽に注
文してください。100個を越えた場合は、ちょっと相談が必要かもしれません
が、まぁ、たぶん大丈夫です。
  今ならホワイトデー用にいかがですか? 私? ふん、どうせあげる人なんてい
ませんよ。嫁というか、嫁ぎ先(?)というか、常に募集中!

  缶バッチの通信販売ですが、注文から配送までは、以下の手順で行っていま
す。

    1. 注文票を徳田まで送ってください。
    2. こちらから、確認メールと、振り込み先案内をお送りします。
    3. 代金を振り込んでください。
    4. 振り込みが確認され次第、らいおん工房からバッチを発送します

  注文は以下の注文票に記入して、tokudama@rr.iij4u.or.jp まで送ってくだ
さい。最近、会社に泊まり込みしたりしていて、返事がすぐにできない場合も
ありますが、通常は2日以内にお返事します。返信が来ない場合は、すみませ
んが、確認のメールをください。

  -------------------------------------------------------------
  らいおん工房 缶バッチ 注文票
  
  指文字バッチ: 
  アイラブユー: 青x, 赤x, 緑x, 黄x, 茶x, 白x, ピx
  合計:   個  (   円)
  
  送付先: 〒
  -------------------------------------------------------------

  指文字バッチは五十音および「がぎぐげごぱぴぷぺぽ」などの濁点や半濁点、
それから「ゃゅょ」の拗音があります。
  アイラブユーは、青、赤、緑、黄、茶、白、ピンクの7種類です。

  サンプルは以下のページをご覧ください。
  http://homepage2.nifty.com/lionkoubou/sub2.htm

  以下は注文票のサンプルです。こんな感じで送ってください。
  -------------------------------------------------------------
  らいおん工房 缶バッチ 注文票
  
  指文字バッチ: とx1, くx1, だx1, あx2, ほx2, ぴx1, ょx1, んx1
  アイラブユー: 青x2, 緑x1, 黄x2
  合計: 15個  (1500円)
  
  送付先: 〒272-9999 千葉県市川市○○ 1-2-3 徳田昌晃
  -------------------------------------------------------------

  送料ですが、10個以上は無料です。9個以下は一律200円となります。
  また、代金の銀行への振り込み料は申し訳ありませんが、ご負担ください。

  缶バッチは、らいおん工房という千葉市内にある作業所の仲間が作っていま
すが、あまり欲のない仲間達でして、元々が利益のでない値段となっています。
送料や振り込み料をこちらで負担してしまうと、それで利益が無くなってしま
うような状態ですので、ご協力をお願いします。

  それでは、皆さんからの注文をお待ちしております。

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